はっくんぷろっぷ(Hack'n Prop)

いちおう できたもの置き場のてい

Bakin的に快適なPC環境を考えよう 【その1】

はじめに

今回は、タイトルにもあるとおりBakin的に快適なパソコン環境について考えていきます。

基礎からモリモリ解説してたらそこそこ長文になったので、今回は【その1】の公開とします(次で終われる気がしない💦)

そんなこんなで、最後まで読まなくてもわかってそうな人たちのために

今回考えたBakin快適PCのスペック概要を最初に置いておきます。

個人のBakin開発PC+ゲーム環境のスペック

メインデスクトップPCノートはサブ推奨

グラボRTX3050とほぼ同等かそれ以上推奨増設交換は電源確認

CPU8コア以上推奨最新のintel12世代細長CPUは物理的に反りが出てエラーフラグなのでNG

ストレージ:読み込みを加速したいならSSD一択爆速するならM.2SSD

モリー16GBでもいけるけど、できれば32GB推奨16GBx2、8GBx4

上記内容で、あぁハイハイなるほどねと理解できちゃった人は、
ツッコミどころ探しつつおさらい流し読み程度でも十分かもしれません。

「書いてる意味がぜんぜんわからない・・・」
「なんとなくわかるけど結局どれを選んだらいいかわからない!」
「だいたい分かるけどちょっと自信ないかも?」という人のために

今回は基礎の部分から説明するよっ(長くなるやつー)

快適にBakin活動(ばき活)するために必要なPC(パーソナルコンピューター)の解説

その前に、

Bakinていうのは、「RPG Developer Bakin」というゲーム制作ツールです。

いま注目の、できたてホヤホヤの、3Dフル対応でRPGやいろいろ作れちゃうゲームエンジンです。

SmileBoomさんが開発して、いまは早期アクセスでリリースしてます。

アプデヤバいです。(急にカタコト)

INDEX

はじめに(快適PCのスペック先出し)

Bakinの公式スペック(システム要件)は・・・

いまどきのパソコンの中身ってどんなだっけ?

 OS 

 ▼ マザーボード  

 ▼ CPU 

 ▼ メモリー 

 ▼ グラボとGPU 

 ▼ ストレージ 

 ▼ 電源 

グラボの選び方(RTX3050基準で考える)

 ▼ グラボのブランド 

 ▼ 型番の意味 

 ▼ グラボ性能比較 

 ▼ 評価(レイトレーシングとは・・・)

 ▼ 結論 

・・・つづく 

 

では、基本的なところから。ムズそうな部分はどうしても文字量多くなるかもです。
はじめに、BakinWindows専用なので、Macや他のOSでは動きません。
古いWindowsも対応してません。基本的に64bitのWindows10のみですwin11でも動くっぽい

次に、BakinはSteamでリリースされてるので、Steamに登録して、スチームクライアントを起動できないと、何もはじまりません。

Steamクライアント専用ブラウザのようなもの)を起動できるか確認してから購入に進みましょう。

この解説では、Bakinでのゲーム開発環境に最適化して説明するので、ここの内容をクリアできていれば基本的にSteamクライアントで詰まることはないと思います。あくまで個人の意見なので、自己責任でお願いします。

RPG Developer Bakin に必要なPCスペックについて
公式に表記されている条件のリストを確認してみましょう。

▲index

  公式スペック

システム要件

— 最低 —

OS: Microsoft® Windows10 (64bit)
プロセッサー: Intel Core i3-4340 またはそれ以上
モリー: 8 GB RAM
グラフィック: OpenGL 4.4以上が動作するグラフィックボード
ストレージ: 8 GB 利用可能

— 推奨 —

OS: Microsoft® Windows10 (64bit)
プロセッサー: Core i5-8400 / Ryzen 5 1500X またはそれ以上
モリー: 16 GB RAM
グラフィック: NVIDIA® GeForce™ GTX1650 AMD Radeon™ RX570
ストレージ: 8 GB 利用可能

— 共通事項 —

64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
仮想環境、エミュレート環境での性能は保証しておりません

はい、こちらがBakin公式のシステム要件(必要スペック)になります。
敷居を下げる意味で低めに設定されてる印象ですね。(あくまで個人の感想です)

実際起動だけなら最小スペックでも全く問題ないと思います。
ですが、公開されているサンプルゲーム「OrbStories」をプレイするとなると、
最小スペックではキビシイと言って差しつかえないと思います。
推奨スペックでもぶっちゃけ余裕あるとは感じません。(あくまで個人の感触です)

なので今回は、公式の基準より一歩踏み込んで
はじめに書いたとおり、公式推奨スペックの少し上のラインで考えていきたいと思います。

▲index

■ いまどきのパソコンの中身

パソコンの中身を知らないと、スペック見てもわけわかめ。秒で詰みます。
なので最初に基本的な構造を理解しましょう。(ガッツリ理解してるひとはトバしておk)
ここではサクッとOS、マザーボード、CPU、メモリー、グラボとGPU、ストレージ、電源について解説します。

▲index

▼ OS

OS(オペレなんちゃら)

Windowsとか、MacOSとか、iOSとかAndroidとかです。
RPG Developer Bakinの推奨OSは Windows10(64bit)です

以上。小難しい話はすっ飛ばして次行きましょう。

▲index

マザーボード

 参考画像元:価格.com
マザーボード母なる板はシンプルにデカイ基盤です。電子回路がびっしりです。
ここにいろんなパーツをぶっさして、その通信やら演算を受け渡す基幹パーツ(板)です。

人体に例えるなら骨と血管みたいなものですね。
会社に例えるならオフィスや工場のネットワークように仕事場的なものです。

CPUと対ついになって型番が決まっています。
たぶん空母みたいな意味でマザーと呼ばれています。マザーシップ的な?知らんけど

▲index

▼ CPU

 参考画像元:ASCII.jp

CPUセントなんちゃらシーピーユーです。CPUはパソコンの頭脳です

スポーツでいうと監督です。
工場でいうと工場長です。
会社でいうと社長とか役員です。
一番えらいです。だけどしばらくサボってたら近ごろグラボ専務の突き上げがキツいです。

基本的にCPUからすべての機能を制御すると考えていいと思います。例外はいろいろある
マザーボードとCPUはワンセットなので、どんな基盤でも乗せれば動くとはなりません✖
型番とかの細かい話はあとで。

▲index

▼ メモリー

RAM(リードなんちゃら)ラムのことを一般的にモリーと呼びます。
愛のメモリーとは関係ありませんが、メモリー一時的な短期記憶を担当します

テスト前の一夜漬けみたいなもので、寝たら忘れるやつです。

今起きてることを覚えておくのは得意なので、メモリーが多ければ多いほど仕事は捗ります。

PCの構造を掘ってくと、いろんなタイプのメモリーがあちこちにあって、全部なんちゃらメモリーと呼ばれているので、どないやねん状態。
最初はわけわかめになりがちですが、
「とりあえず、メモリーといったらまずはRAM。櫛みたいなカタチのこれが基本。」
「だけど、いろんなとこにいろんなタイプがこっそりいる。」
くらいでいいと思います。

形状とか型番とか詳細はあとで。

▲index

▼ グラボとGPU

いまどきの高解像度モニターやリアル系の3Dグラフィックに対応するには、どうしても画像処理レンダリング専用の頭脳の役割が重要になってきました。
それがGPU(グラフィックプロなんちゃら)ジーピーユーです。

今までどおりメインの頭脳(CPU)の中に入ってるうちは内蔵GPU
CPUの中に納まりきらず、気合で外に出た画像処理専門ユニット。
それがグラフィックボードビデオカードとも呼ぶけど同じもの)です。

なので、CPUの中に入ってるのが内蔵GPU、独立したGPUチームがグラフィックボードです。
わりとちゃんと分かってそうなひとでもグラボとGPUが混ざった感じになるのは、どっちも間違いではないとも言えたりしないこともないから?だと思います(よけい分からんやろ)

詳細はのちほど。

▲index

▼ ストレージ

モリーが短期記憶だったのに対して、ストレージは長期記憶です。

寝て起きても忘れないってスバラシイ!(一夜漬け思考ヤツゥ)

PCの電源を落としても保存したデータが残っているのはここです。
おなじみHDD(ハードディスクドライブ)と、いまどきSSDエスエスディー)が主流だけど、
時代とともに仕様も変化するので、全部まとめてストレージと呼ばれてます。

内蔵とか外付けとか言い出したらキリがないのでそこはトバします。
ザックリと、HDDは長期保管に強い、SSDは爆速と憶えておいて間違いはありません。
余談ですが、ストレージは和声読みなので英語圏のひとには通じません。(で?っていう)

▲index

▼ 電源

そのまんま字の通り電源です。略称とか読み方とか特にありません。(けど電源ユニットとか呼ばれたりするかも?)
ゆぅて電源の説明とかいる?マニアック過ぎない?そう思いますよね?
ですが後から高性能なグラボに交換・増設する場合、電源はわりと大事なので、
グラボを増設・交換する想定で考えてるひとは注意が必要です。

▲index


では、各パーツの選択に必要なデータを詳しく見ていきましょう。

■ RTX3050基準で考えるグラボの選び方

 参考画像元:MSI

いまどきのゲームをプレイしたり、作ったりするには、これが弱いと何もはじまりません。
ゲームやら描画やらの要となるGPU・グラフィックボード。

グラフィックボード(通称グラボ)ビデオカードとも呼ばれますが、全く同じものです。
ここでは以後グラボと呼びます。

近年のNFTマイニングブームの影響で価格が暴騰していたグラボですが、2022年10月時点ではある程度価格も落ち着きつつあるので、それなりに手頃感も出てきたように思います。(まだ少し下がる説もある)

メインマシンでBakin環境を快適に動作させる前提なら、CPU内蔵タイプのGPUはパワー不足になりがちなので基本的に選択から外れます。(あくまで個人のry)

ということで、PCIスロットに増設して使用するグラボに絞って解説します。

PCIスロットの説明はマザーボードの項目でやります(多分)

▲index

グラボのブランド

グラボは数多くのメーカーから販売されていますが、
規格を決めている元締めは、nVidia(エヌヴィディア)と、AMD(エイエムディー)の2社です。
Intelもさいきんグラボを発表しましたが、性能がちょっとアレなので今回はスルーします)

nVidiaのグラボは、GeForceジーフォース)シリーズ GTX1650や、RTX3050などです。
AMDのグラボは、Radeon(ラデオン・レイディオン)シリーズ RX5500や、RX5700XTなどです。

Bakinの環境で考えると、今のところGeForceシリーズの方が多少エラーを回避できる傾向があるようなので、今回はGeForceシリーズの中から、どの程度の機体を選べばいいのか解説します。

冒頭に書いた " RTX3050とほぼ同等以上 " の性能とはいえ世代もいろいろあるし、上を見たらキリがないし、圧倒的な上位の性能であれば、そこはわざわざ比べる必要もないと思うので、今回は(繊細な判断を求められそうな?)RTX3050に近い性能の型番を中心に比較してみました。

▲index

 型番の意味

シンプルにグラボじゃ!グラボじゃ!と騒いでみても、性能スペックやリリースされた世代も違うので、GeForceシリーズの中でも型番で区別されています。

RTXとGTX・・・比較的新しく、レイトレーシングに強いのがRTXです。それ以前はGTXです。

世代・・・RTX〇〇△△の上2桁〇〇部分で世代を区別します。最新はRTX40△△で、一つ前がRTX30△△、その前がRTX20△△です。GTX16△△、GTX15△△、GTX10△△もあります(過去〇〇が1桁の時代もありました)

グレード・・・各世代の中で性能と価格に応じて上位、下位グレードのモデルをRTX〇〇△△の下2桁で区別します。△△の部分は50、60、70、80、90と数字が増えるほど〇〇世代の中で高性能の上位グレードになります。

▲index

グラボ性能比較

テスト1.2.3の見方

テスト1:DX12(ダイレクトエックス12)・・・わりと新しいグラフィック性能

スト2:DX11(ダイレクトエックス11)・・・すでに一般的なグラフィック性能

テスト3:レイトレーシング・・・光の表現など、かなり高度なグラフィック性能

テスト1.2.3は3DMARKベンチマーク測定ソフトの各種測定値 1:DX12性能 2:DX11性能 3:レイトレーシング性能

参考サイト:PC自由帳

今回は、見やすさ優先で、比較サイト:PC自由帳さんのグラボ比較を参考にさせていただきました。

ほかにも比較されているサイトは複数あって、それぞれ統計の出し方も違うので、興味のある方は「グラボ 比較」「ビデオカード 比較」「GPU 比較」などで検索してみてください。

▲index

評価レイトレーシングとは・・・)

基本的な性能の部分では、青枠の中が概ねRTX3050に近い性能といえます。
黄色い枠のテスト3(レイトレーシング)だけ見ると、GTXRTXの性能の差は大きいですね。
GTX1650ではレイトレーシング専用の機能がほぼないに等しい・・・。
じゃあ、レイトレーシングは重要か?そもそも何なのか?

参考:パソコン大百科|レイトレーシングとはなにか?

さいきんだと 「CYBERPUNK 2077」 はレイトレーシング的にも有名ですが、ザックリいうと、ガラスや水面などで特に強調されるうような、光の反射や屈折など、光の空間処理に特化した技術です。
それ用に作りこまれた空間を動き回ったときに体感するものらしいですが、処理コストの割にゲーム性に反映しづらいことも多く、今のところあまり重要視されてない印象です。(あくまで個人の感想です)

▲index

結論

今回のRTX3050とほぼ同等かそれ以上の基準でいくと、レイトレーシングを考慮しないなら青枠の中かそれ以上、レイトレーシングも必要とするならRTX3050と青枠より上側の範囲で探すのが妥当という結論です。旧シリーズのモデルでは、一部で新品の販売を終了しているものもあるので、ネットや店舗で希望の型番があるかどうか予め確認しましょう。

※あくまでこれはひとつの目安であって、評価軸はいろいろあるし、サイズや電源問題もあるので総合的に判断する必要があります。

当然ながら、資金力に余裕のある方は最新爆速モンスター級のRTX4090をオススメします(グラボ単体で33万円チャリーン!)

▲index

 

 ここまで、犬かきの如き駄文(6000字超)にお付き合いいただきましてありがとうございます。

 まだ全然グラボ解説の途中ですが、軽く落ちもついたところで今日はここまでにして、続きは近日公開したいと思います🐻