はっくんぷろっぷ(Hack'n Prop)

いちおう できたもの置き場のてい

リリース直後! RPG Deveroper Bakin アーリーアクセス体感速報(主観多め)

はじめに、

RPG Developer Bakin のアーリーアクセス時の国内販売価格が事前情報と違っていました。
前の記事の内容が実際の価格と違うという事態が発生してしまい、一部で混乱を招いてしまったこと、記事の内容を信用して頂いたみなさまにご迷惑をおかけしたこと、心よりお詫び申し上げます。

前回記事リンク:〇アーリーアクセス:価格とセールとお買い得〇

前回の記事では、公式の事前情報準拠で価格掲載しましたが、リリース当時は自分も混乱していて状況を把握するのに少し時間がかかりました。

※前回記事は時系列的かつ記録的な意味も踏まえて、価格も事前情報のままとなっています。ご注意ください。

実情は分かりませんが、おおむね消費税分の扱いが想定と違っていたような印象で、当初想定より安くなって結果的に入手性は良好だったので、事なきを得た気分です。

◆アーリーアクセス割引価格(実売価格)

実際のアーリーアクセス時の価格(すべて税込)
標準価格:6,980円
EA割価格:6,282円(10%割引)
EA+SGB割:5,654円(EA価格×10%割引)

Bakin+DLC:16,361円(9%割引)

割引期間:20222年10月18日~10月25日(火)AM9:59までの7日間

販売サイト;〇Steamストア内Bakin販売ページ〇

お手数かとは思いますが、混乱を避けるため周知確認お願いします。

完成度に応じてアーリーアクセス期間中は安く買えるようにとの発言もあったので、後日標準価格が上がる可能性もありそうな予感(あくまで可能性の話)

今のところ最速の関連情報としては活性の高いTwitterも有効だと思います。
Twitterハッシュタグ〇#RPGBakin〇
公式Twitterアカウント:〇Bakin公式Twitter〇

で、実際に販売されてどうだったの?って話ですよね?

◆販売状況(ザックリのイメージ)

2022年10月18日AM10:00アーリーアクセス初日から多数の購入があったようで、初日はSteamの国内売上ランキング1位に輝き、海外でも複数の国々でランクイン。2日目も国内2~5位をキープでその後も徐々に順位を下げながらランクし続けているので、10/18~25の週刊売上ランキングでも上位に入りそうな予感はしてます。ゲーム制作ソフトというニッチな分野と知名度の低さを考慮すれば、異例の快挙と言えるのかもしれません。(誰目線よw)
多分、売上は初動で運営の想定を超えてきてるんじゃないでしょうか?(知らんけど)

RPG Developer Bakin Steam Ranking No.1

INDEX

”はじめに”

◆アーリーアクセス割引価格(実売価格)

◆販売状況(ザックリのイメージ)

◆サンプルゲーム単体無料公開

◆Bakinどうなの?

◆具体的な中身の話

▼マップビルド ▼キャラ ▼ジャンプと物理演算
▼多彩な表現 ▼演出 ▼クリエイティブなUI
▼データ管理 ▼ユーザーのモチベ

◆まとめ

◆予告

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◆サンプルゲーム単独無料公開

今すぐ買わないにしてもBakin購入を検討する場合、購入前に考える検討材料として
・実際 Bakin 買ったらなにができるの?
・自分の環境でまともに使えるの?
・それ以前にそもそも動くの?
など考えることはふつーにあります。
そんなユーザーの感覚に応えるように、Bakin内製のサンプルゲームを完全無料で単独DL公開。

Bakin公式 無料サンプルゲーム「Orb Stories」

Bakin made RPG Orb Stories

※PC環境的にサンプルゲーム「OrbStories」のFPSが低かったとしても、Bakin本体の起動やゲーム制作自体は一部の不具合を除いて問題なく進行できる場合もあるので、サンプルゲームの挙動が必ずしもダイレクトにゲーム制作環境に深刻な影響とはならないことも重ねてお伝えしたいところです。

◆Bakinどうなの?

Bakinの中身の話ですが、正直、想定を軽く超えてきました。
今思うと、Bakin以前のゲーム制作ツール環境では、ジャンプするのもダメ、シンボルエンカウントもダメ、物理演算もダメ、UI変更もダメ、ステータス改変もダメと、両手両足首肩腰をがんじがらめに縛られたような劣悪な環境でしたが、Bakin後は、もうこれ当たり前でしょ?Bakinでもできてるのになんでできないの?と言われてしまうシンギュラリティレベルだと思います。(大げさすぎん?)

Bakin Top Menu

とはいえ、いまやAAAタイトルでも当たり前になった Unity や UnrealEngine は、どんなに基本無料で便利になったと言っても結局はプログラミング言語が絶対必須のハイエンド。しかしニ大巨頭に追随するツールはなかなか現れず、ここでBakin登場という流れ。

Twitterのユーザーコミュニティの活性も高く、運営のレスポンスも超絶早く、日々課題が指摘され、修正され改善していっているアーリーアクセスの状況を体感する中で、こいつはヤベーぞと実感しています(あくまで個人の感想です)

で、中身の具体的なとこはどーなの?

結局そこですよね?

◆具体的な中身の話

Bakinの前作といわれる Smile Game Builder とは全く違います。基礎部分は同じ構造を踏襲していますが、仕上がりは完全な別物といっていいでしょう。
そもそもできることが多すぎて、全体を漏れなく把握しようとすると何週間かかるか分かりません。
想定外の追加機能も多く、未確認の部分も多いですが、ザックリ「事前の予想記事:〇リリース直前!! Bakin公開情報まとめ〇 」で「確実」と「検討」に含まれていた内容は概ね実装されていると思って間違いないと思います。

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▼マップビルド

前作から基礎の部分は引き継ぎながら、機能性・操作性は飛躍的に向上して、習熟後のマップ制作時間は前作の3~8倍程度まで短縮されると予想します。(当社比)

いまのところマップの最大サイズは 縦・横・高さ=256x256x25 のようです(最大サイズは調整可能な気配ある)

Bakin Map FullSize:256x256x25

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▼キャラ

キャラは2Dも3Dも両対応してますが、標準で入ってるフィールドキャラは2Dがメインで、HD-2Dを意識してる印象ですね。今のところデフォルトで使えそうなキャラ数はそこまで多くないイメージ。Bakinは対応範囲を広くとってるので3Dキャラも全然問題なくいけますし、足りない部分はインポートする感じですね。

「足りなくなったら足すだけや」

2Dでもドット絵限定ということはなく、イラストもやり方次第で自由度高く動かすこともできます。
こだわり派は有志がよさげなキャラを用意してくれるまで待つか、AIにGenerateしてもらうなど最終的に自前で用意する必要はあるでしょう。

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▼ジャンプと物理演算

標準搭載されたジャンプ機能も物理演算準拠の詳細な設定が可能で、それ以外にも適用される様々な物理演算機能が標準搭載されていて、すでに各方面に多大な影響を及ぼしかねない状況です(称賛

jump & move & physics

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▼多彩な表現

デフォルトで入っている素材のレパートリーは多くないけれど、用途やテイストに合わせて無料の公式DLCが14件、有料DLCが3件用意されています。 ほかにも外部で素材のパッケージをDLできるサイトもあるようです。

公式DLCリスト:〇Steam DLCページ :RPG Developer Bakin 〇

Bakin Official DLC

 

▼演出

ライティングとカメラムーブと被写界深度とスプライトで既存のメジャーな演出はだいたい網羅できると思います。この部分は実際に触って感覚で覚える系だと思います。

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▼クリエイティブなUI

制作するゲーム内UIの自由度は、過去のローエンドツールをすべて置き去りにする勢いですが、現状バグいかも・・・。
Bakinユーザーが扱うメインの制作用UIもかなり作り込まれていて、膨大な情報量をコンパクトに格納してる感じです。(操作できるデータが多岐にわたるので、作業側は非常に煩雑になりがちなところもありつつ、制御しようという意識は高い)あと、UIのアイコンかわいい(n*´ω`*n)

Bakin Simple Mechanical UI

とはいえUIもまだ一部未完成なところもある印象で、いまどきのヘルプスルースタイルでいくと、初見迷子率高いかも?Bakinダンジョンでロックオフからの精神的ハングアップを避ける意味でも、的確な情報を参照していきましょう。

Bakin公式wiki〇 RPG Developer Bakin Wiki 〇

▼データ管理

リソース、データベース、アセットピッカー

毎日改善されてますが、現状データまわりが特に荒地のような不完全要素地帯といえるでしょう。
日々のバグレポート、要望、アップデート情報でもデータまわりの課題が多いように見受けられます。
アーリーアクセス中とはいえ、データ部分が初心者には特に厳しいと思います。
データのインポート、改変、複製、指定変更などの部分でエラーや不具合なども見かける気がします。

逆説的に言えば、データマネジメントがブレイクスルーできれば、Bakinの躍進は約束されているとも言えますね。

▼ユーザーのモチベ

アーリーアクセスゆえの未完成要素や、多機能ゆえの情報過多で煩雑になりがちなBakinですが、Twitter#RPGBakin界隈をはじめ、さまざまなSNSで、事前の想定を超える新機能のさらなる発展的な活用法なども含めて活発な意見交換や情報共有が加速している印象です。

◆まとめ

今回のカテゴリに入ってない部分も含めて、アーリーアクセスの不完全な要素、改善の余地は多々ありつつ、それらに呼応して毎日のように入るアプデ修正。
それらを差し引いても、現状でも充分に魅力的なツールと言えると思います。
将来性込みで考えるなら、ドデカイ新人(松井かイチロー)来たくらいのインパクトはあると思います。(あくまで個人の感想です)

◆予告

次回は、Bakinでゲーム制作するときに使うと便利そうなツールを思いつくままドバッとまとめて紹介したいと思います。